家庭教師ハハの読書三昧!と日々の指導のアレコレ。

プロ家庭教師ハハの読書記録と日々の指導記録。

11ヶ月児は反転映像をどこまで認識しているのか?

本日も夫とテレビ電話。
仕事をしながらカメラをオンにしてくれて、いつもの2人の時間のような感覚で会話。
夕食で面白い食べ物が出てきたこと、物価が高いため、ワイングラス1杯の値段が2千円弱もしたことなど、文化の違いなどの話をしてくれて、異国に思いを馳せる事ができました。
私は昨日の息子の話や、初めて保育施設で別れ際に寂しそうな顔をしたことなどを報告。
0歳でも何かしら変化を感じているという話をして、環境の変化はまだ何もわからないだろうと思っている子どもでも感じるものなのか、と2人で笑い合いました。

ひとつ面白かったことが・・・

今日、夫のスマホは充電中だったため、真っ直ぐに固定できず横向きに置いてもらいながらの通話でしたから、こちらからみると右に90度回転した状態で夫が映っていました。
息子、どうやら認識に迷いがあったよう。
声がする方を注視するものの、夫の姿に対し昨日ほどの反応がなかったのです。

それで思い出したのが、子供の脳について。
小学校に上がるまで、子供たちは鏡文字を起こしやすいことは周知の事実だと思いますが、
これは左右の関係把握ができていないことを意味します。大脳の右と左が未分化だということが理由で、大脳が発達していくことによって段々と認識ができるようになってくる、それが大体小学校に上がるくらいと言われています。
話はそれますが、この左右反転や上下反転の文字を書いてしまう子は中学生や高校生にもたまにいます。今まで見てきた生徒の中で共通するのが、発達障害がある、もしくはグレーゾーンの子に非常に多い特徴でした。というよりも、この文字の未分化のようなものがある子をよく観察していると、他にも色々と「ん?」と思うことが多く、いつしか私の中で一つの指標になっていました。
中学に上がると「英語」が本格化し、書き写す作業が始まりますが、その際によく見たのは”b”と”d”の書き間違い、「dog」を「bog」としてしまうなど、ただのミスではなく、指摘されるまで一切気づかないという性質をよく見てきました。最初はなぜこんなにも同じ間違いをする子がいるのか気になっていましたが、段々と似た特徴を持った子たちを数多くみることで、これは共通性があるなと思うようになり、発達障害に行きつきました。他の気になる部分も含め発達心理学の先生などにこの話を持って行ったこともありました。指導をしている中での感覚的な側面も強く、「あ、この子何かあるな」と思うことがあります。そういう中で、一つの生きづらさを感じている子供たちもおり、その場合は共通性がないかをまずチェックするようにしています。

話はそれましたが、未就学児の反転文字などは大脳の成熟度が関係すると言うことです。
つまり、息子を含めて0歳児の赤ちゃんは当然大脳の右半球と左半球は未分化のままだと言えます。視覚的なものがどう認識されているかは分からないのですが、昨日と今日の反応の落差を見る限りでは、何かしら反転されたものも認識はできていないように思えたのです。

そこでもう一つ思い出したのが、「トップヘビーの法則」。
私たちは普段コンセントの穴や「∵」この「なぜなら」など、生活のどこかに顔を見てしまう経験が誰しもあるのではないでしょうか。これにはパターンがあり、「∵」で分かる通り、上に2つ下に1つ、まるで目と口のような配置であるものであれば、勝手に顔だと認識するようなのです。確かに、コンセントの穴などは横並びに2つ、これを目と勘違いしているんでしょう。これは新生児にも備わっている様でトップヘビーの法則と言われています。
息子は11ヶ月の乳児ですから、当然すでに顔の認識はできているわけです。1次処理はできており、それが見知った顔なのかどうかという2次処理もできる段階にあるのではないかと思うのですが(どのくらい記憶が続くのかも分からないが)、どうも反転している画像に対しては認識に時間がかかる、もしくは人だと認識できていない?か人だと理解しているが「父」だと認識できていないのではないかと思いました。

これがなかなか興味深く、反転を戻すために此方のパソコンを回転させて息子に見せたのですが、もう画面を見て「父」を認識しようとすることはしませんでした。その後も電話が終わるまで、PCを90度回転して置いたままにしたのですが、息子が気になるのはPCの状態だけで、父ではなかったのです。

以前も書きましたが、乳児の認知度というものがどれほどのものなのかが私にはわかりませんので、どういう認識なのかということは思い描くこともできませんが、今日はとても面白い息子を見ることができました。
音声としての情報は届いているが、映像としての認識に靄がかかっているような、そんな状態に見えました。
本当のところ、どうだったのでしょう。
正面にある目と口の配置に近いものでしかまだ認識できないのか、人であることを認識はできるが、反転していることで認知するまでの処理が追いつかないのか・・・
ただ一つ気になるのは、息子は空間認知力が高いようなのですが、回転体まではまだ理解できないのでしょうかね?

うーん、ちょっと家にある本で色々と調べてみたいと思います。

今日もなんとか1日終了。
予定がないまま、何もしないまま家の中で過ごす。
そのせいか?お昼寝2回して、22時半に就寝。
どこも出かけないつもりが、抱っこ紐を見つけた息子が「ん!ん!」と指差ししながら訴えてくるので、18時半ごろに近くのスーパーへ。
昨日なかった卵を買うだけのつもりが、余計なものも色々と購入してしまう。
でも、くんちゃまベーコンを久々に見かけて買えたからまぁいっか!!
明日はまた仕事。午後から息子を連れて教材も見に行かないといけないので
夕方はバタバタするかなぁ・・・。
今日も一日お疲れ私、ビール2缶目だけど良いのか私!?

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